周りとうまくいくなら“建て前”でも良い。ただしあなたの本質は忘れないで。
2024年1月26日の午前2時54分、獅子座で満月となります。
いくつもの星が月に影響を与える、緊張感のある空模様。
みんなで協力し合って利益を得ましょう、結果を出しましょうという姿勢が好まれる傾向あり。誰かが中心となって指図するわけではなく、信頼できる仲間と共に和気藹々と行動することに喜びを感じやすい時期です。
一方、自分が属する集団から与えられた“あなたの価値や特権”にこだわって、集団に対して滅私奉公するような一面も。結束が強い集団・身内のような距離感の近い集団ほど、「○○でなければならない」義務感から抜け出すのは容易ではなさそうです。
これらの喜びと義務感が、月（あなたの感情）に働きかけてきます。あなたはふと「周りの人はこんなふうに考えているんだ…」「これまであまり気にしてなかったけれど、私って世間知らずだったな」などの気づきを得て、自分をアップデートさせていこうとするでしょう。ただ、本音と建て前があるとするなら、このアップデートは建て前寄りのもので、他者から共感してもらうため、そしてあなた自身が安心感を得るため、といった意味合いが強いイメージです。
本音の方は、「相手が求める役柄を演じる」「引き受けた役割そのものに思い入れは無い」となっていて、一見ズルい感じもしますが、それはあくまで周囲とうまく適応するための方法と言えます。そして演技をやめた素の自分には、他人に見せることのない別の考えや人格があっても良いと考えるでしょう。
1月21日、冥王星が山羊座を離れ、水瓶座に入りました。冥王星の動きが加わることで、『本当に大切な精神が受け継がれるなら、形にはこだわらない』風の星座の性質が強調される時期でもあります。
このような姿勢は、「組織のため」「地域のため」「国のため」といったボランティア精神を、気楽な気持ちで発揮できるというプラスの面を持っています。その一方で、そういった人達が寄り集まりすぎて、（本当はそれほど深く考えてはいないのに）とても大きな意見を主張しているように聞こえてしまう弊害もあるでしょう。本音と建て前のバランスを取るには、『本当に困っている人に手を差し伸べているか？』『自分にとって誇らしく思える行動か？』と心に問いかけながら進むことが大切です。
全体的に周りを気にして調和していくような雰囲気ですが、「私は私。自然体でいたい！」という欲求も確かにあって、そんな衝動を前面に出した人が人気者になる可能性あり。『気持ちの解放』をテーマにした商売にも勢いがつきそうですが、それなりの実力が無いと周囲は見てくれません。
ポイントとなるのは、「社会はこうあるべきだよ。わかってよ！」と思いをぶつけるのではなく、知的で遊び心のある表現方法を取ることです。たとえ時間はかかっても、そこに込められた思いは誰かに届くでしょう。
