あなた個人の願いや幸せを考えることはエゴではない。気持ちを抑圧しないで。
2024年2月10日の午前7時59分、水瓶座で新月となります。
「共通する目標に向けて足並みを揃えるべき」という雰囲気がなんとなく社会に広がっていそう。あなた自身もそうすることが良いと感じて、知らないうちに限界を超えてまで頑張りがちに。体力が追いつかないと感じた時は、無理をしすぎるあなたに身体が反旗を翻したサインだと気づいてください。
また、本当は納得していない・自分の心に沿わない事柄にまで関わっていると、苛立ちを感じたり自分を責めたりもしやすくなります。太陽と月に対して、天王星がタイトな角度で緊張関係に。あなたの内面には天王星が与える独自の感性があるはずで、それを押さえ込んでまで周りの空気感と同化することは難しいでしょう。天王星の近くには木星が位置しており、こちらも自分と他者を比較することなく、「本当に自分が心満たされるものや安心できるものが欲しいなぁ」と感じさせてきます。
「できることなら『個人的な願いを大事にする方が幸せだよ』と皆に言ってしまいたい」という気持ちが湧いてくるかもしれませんが、オープンに主張しても周りは動かなさそう、とも気づいているでしょう。しかし、あなたの中には確かに“心から願っていること”“直感的に良いと思えること”が存在していて、それに逆らうことや見なかった振りをすることはできないのです。
世間が期待してくるあなたの姿というものは、抗いがたい強さがある一方で、ある日コロッと変わってしまうものでもあります。あなたはできるだけそういう影響を受けない(あるいは影響があっても気にせずに済む)環境を探しつつ、どんな立ち居振る舞いや話し方をすればうまくいくのか試してみようとするでしょう。ときには失敗したり的外れだったりすることもありそうですが、あなたが穏やかに過ごせる環境を作るため、試行錯誤していく行為は大切です。
この時期、「集団の意思から抜け出そう」「自分らしい立ち位置を求めよう」という動きも活発になりそうです。1つは、出世争いなど仲間内での競争から抜け出し、もっと別の充実した人生を求める方向性。もう1つは、集団の頂点まで勝ち上がった末に、それまでとは別の新しい価値観に気づいてグレードアップしていく(もはや周りの人達とは別の世界を見つける)方向性。前者は波風の立たない穏やかさで、周りからの共感も得るかもしれません。後者は争いを引き起こす恐れがありますが、そのパワーが集団そのものを変えていく前向きなエネルギーとなる可能性もあります。
どちらにせよ、『周囲が求めるままに個性を捨てろ』という集団の意思に染まることは簡単ではなく、脱出する人達が一定数出てくるということでしょう。その“集団の意思”自体も、どこへ向かうべきか本当はわかっていなかったりするのです。空気感に流されず、あくまで“あなた個人”を大事にしてください。