2024年4月24日は『蠍座の満月』

満月のメッセージ

あなたの思いを貫くために、不測の事態や周囲の無理解と向き合って。

2024年4月24日の午前8時49分、蠍座で満月となります。
楽しい娯楽や趣味のこと、自分らしさを発揮すること、気心の知れた人達と過ごすことなど、ごく狭い領域で完結することに気持ちが向きそう。そういった環境で喜びを感じることが、精神面の安定感にも直結しやすい時期でしょう。
一方、もっと大きな領域(職場などの組織内や、あなたが暮らす地域・社会として)での物理的な助けはあまり期待できなさそうです。「いざとなったらあの人を頼りにできる」「私はちゃんと役目を果たしてきたから、この先も安心」などの考えは通用せず、自らの価値観に合う場所に自力でたどり着くための意志が求められます。
今回の満月では、向かい合う太陽と月に、冥王星が真横から緊張を加えてきて、否応なく方向転換を迫られたり、思い通りに事が進まずイライラすることにもなるかもしれません。破壊と再生の星・冥王星が持つ力が、この時期は特に恐ろしいものとして感じられそうです。

組織や社会に過剰な期待をするのはやめて、今はあなたの技能を磨くための修行の場と捉えると良いでしょう。そこで得たものを自分に合わせてカスタマイズする方法は、他人に尋ねるのではなく、あなた自身で見つけなければなりません。
固定された今の価値観からあなたを連れ出してくれるものを見つけた時、あなたは喜びを感じるでしょうが、周りの人に共感してもらえるか?というと、そうでもないかもしれません。また、心の中であれこれ考えていても、それを実際の行動にはなかなか移せなかったり、うまく言葉で説明できなかったりするかもしれません。あるいは、あなたが周囲の言うことを受け止めすぎているために、相手からは評価されるものの、あなた自身には納得いかない部分が残るような状況になる可能性もあります。

向上心を持ち、理想に向かって活動したいと願っている時ほど、「世間からはどう見えているか?」を意識すべき時期でもあります。外面を整えておかないとトラブルの元になりかねないので、あなたの思いを貫くためにも積極的に対処しておきましょう。
「自分の勘が当たっている」という考えは正解ですし、「周りの目を気にしすぎるとせっかくの自由なアイディアが色褪せてしまう……」という感覚も真実です。ただ、そのアイディアを表に出していくには、ある程度の時間や労力をかけることが必要でしょう。あなたの想像力を世間に伝えるためには、あえて細かく分割して、シンプルで具体的な形にして示すことが大切です。そうやって初めて、周囲はあなたがやりたいことを理解できるようになるのです。