2024年6月22日は『山羊座の満月』

満月のメッセージ

仲間と穏やかに付き合いながら、あなたのやりたいことも追求する。

2024年6月22日の午前10時8分、山羊座で満月となります。周りの人達から信頼されるために何をすべきか迷いやすい時期。いろんな事柄が視界に入ってきてどこから手を着けていいかわからなかったり、周囲に合わせてあなた自身のスタンスも変えなくてはいけなくなったりしそうです。
相手に理解されるには、共感を呼ぶコミュニケーションが必要になってきます。あなたにとって本当に大切な核となる部分を伝えるために、あえて細かいところは省略する、自分の意思とは異なる言い回しを用いる、といったテクニックを使うことも。それは妥協すること、一部分については伝えることを諦めたことに思えるかもしれませんが、その結果としてあなたの意見が注目されて応援してもらえるなら結果オーライなのです。

尖った才能やスキルを少しだけ引っ込めて、優しくみんなのお世話をするような一面も出てきやすいでしょう。他人のために労力を使うことは損のように見えますが、そうすることで同じグループ内にいる人達の間に穏やかで思いやりに満ちた雰囲気が漂い、(あなたを含めた)みんなが気持ち良く過ごせるようになります。(ただし、最初から見返りを求めて人の役に立とうとすることは避けた方が良いでしょう。期待が大きいほど「めちゃくちゃ頑張ったのに報われない。疲れた……」となりそうな気配です。)

一方、月が示す感情面では『反発したい』『地位を得るために競争したい』という気持ちが起こってきます。もっと自分らしさを発揮したい、自分が満足できることをしたい、という思いがあるためです。安心できる居場所を得ることより、たとえギスギスしたとしても出世競争が激しくなることを望む人もいるでしょう。
向上心は大事ですが、この時期はあなたが身の安全を感じられる状態にある方が、自分のやりたいことに情熱を燃やすことができます。身近な人に親切にすることであなたの待遇が守られますし、日々の暮らしが安定していれば人に寄り添える心の余裕ができる、という好循環となるのです。
自分の思い通りにしたいことがあるなら、むしろあなたの考えや発揮したい個性をオープンにして、周りの興味を引いた方がうまくいくでしょう。相手があなたのアプローチを好ましく受け止めてくれたなら、あなたらしさを追求できる環境を手に入れることができます。

ただ、相手に全てをわかってもらおうとは思わないことです。一緒にいるだけで伝わるものもあれば、どれだけ時を過ごしても伝わらないものもあるでしょう。また、どんな人があなたに興味を持って近づいてくるのか、いつまであなたの近くにいるのか、についてもコントロールすることはできません。他者との境界線が曖昧になり、つい深入りしそうになる時期ですが、『来る者拒まず去る者は追わず』という節度を忘れないでおくことで、落ち着いた人付き合いができるようになります。
「全部わかってくれる」という考えは、仲間への思い入れを過剰にさせます。そして、その思いが裏切られた(わかってくれていなかったと気づいた)ときには、相手への敵意や反抗心が呼び覚まされることにもなるのです。特定の相手だけに依存するのは危ういことだと知っておいてください。