2024年11月1日は『蠍座の新月』

新月のメッセージ

これまで表に出せなかったあなたの気持ちと向き合って。

2024年11月1日の午後9時47分、蠍座で新月となります。
「好き」「楽しい」と思えるものを共有できる誰かとご縁がつながりそうな時期。その気持ちは秘められていて、なかなか自由に表現できずにいるものかもしれません。

未知の世界に飛び込むことへの抵抗感があるせいで、よけいに気持ちをセーブして、「別に今のままでもいいや」と動かずにいそうです。周囲のために気配りをしたり、あれこれ優しくお世話したりすることを優先しがちな傾向も出てきます。その方が人に喜んでもらえそうですし、波風が立つ心配も無さそうだからです。
しかし、いくら他者を優先しても「まだまだ足りない気がする……」と感じてしまう、バタバタと忙しいばかりで自分自身のことには無頓着になる、といった状況になりがち。それはそれで満ち足りてはいるのですが、秘めた思いに向き合う行為からは離れていってしまいそうです。

今回の新月では、火星と冥王星が向かい合い、シビアな緊張関係にあります。火星は現状への不満や退屈な気持ちから抜け出したいと思っていますが、主張を抑え込まれて不機嫌です。周囲からの「そんなことは口に出すべきじゃないよ」という有無を言わせない圧迫感が冥王星によって生じるので、反発心はより強まりそう。あなたの知らないところで重要なことを誰かが決めてしまって、「そんなの勝手すぎる!」と憤慨するような場面もあるかも。

この2つの星をなだめているのが、コミュニケーションを司る水星です。水星は「まぁまぁ落ち着いて」「妥協案を探りましょう」と情に訴えかけるような主張をして、火星と冥王星の対立を穏便に収めてくれます。けれども結局のところ、問題をズルズルと引きずるだけでもあるので、最終的には『自分が言いたいことをそのまま素直に言う』が解決策となるでしょう。自分の意思をはっきりと示してこそ、心から親友と呼べる人と出会うことができるのです。

火星と水星、そして夢見る海王星が水の星座(感情の領域)で大きな三角形(グランド・トライン)を形成。火星の不満を水星が言葉にしようと決意することで、あなたが本当に望んでいることや共感によって繋がりたい人達がわかってくると思います。
「どうして理解してくれないの?」と感じてもイライラしないで。その場合は、『これまでとはタイプの異なる友達を探してみよう』『食わず嫌いせずに、まずはいろんな場所に飛び込んでみよう』と星が伝えているのだと思ってください。