安心できる小さな集団で満足せず、自由を求めて飛び出していけるか。もしそうするなら強気で自分を押し出して!
2025年1月14日の午前7時27分、蟹座で満月となります。『理想的な環境の中で自分を磨きたい、特別な体験がしたい』と感じやすい時期。ところがその思いは自覚しにくく、よく似た考えを持っている人達とばかり一緒にいようとしたり、異なる考えの人のことを「あの人は和を乱している」「○○という意見に従うべきだ」と押さえつけたりする傾向が出てくるでしょう。実際のところ、同じ色に染まった小さな集団の中にいる方がホッとできるというか、安心する感覚が強いですから。
そんな中で「私の意見は違う」「あっちで好きなことをしてくるよ」といった態度を取る人が現れると、「ちゃんと義務を果たしていない」「あの人は裏切り者だ」などと見なしてケンカになりそうです。それでも必ず、集団の総意に反発して行動を起こす人は現れてきます。なぜなら、みんなが同じ色に染まることは『ダラダラしていて向上心が無い』『いつまで経っても新しい意見が出てこない』状態を生じさせかねないからです。これでは冒頭で示した“自分を磨きたい”“特別な体験がしたい”という意志とはマッチしません。
東の地平線に冥王星(破壊と再生を司る)がタイトに重なって、良くも悪くもパワフルで、これから何が起こるか予想できない時。心地良い・自分らしいと感じるものは1人1人違っていて、誰もがその心地良さを守りたいものですし、自分の芯となる部分は肯定したいものです。しかし、「干渉されたくない」「自由でありたい」ために戦うとしても、適切な表現となるよう工夫する道はいくつもあるでしょう。
ガチンコ勝負で相手とぶつかったり、不愉快だからと無視したりするのではなく、お互いの個性を受け止める必要があります。理想的なコミュニケーションは、自分という存在と相手という存在、共感できる意見と反発を覚える意見、など正反対のものを両立させ、どちらもが居心地よく過ごせる「ちょうど良い」を見つけて、『2つが共存できる大きな集団』にしていくことです。
この時期、人から認められたいと思う場合も、“集団” が大きな影響を及ぼしてきます。集団からの要求に従って、彼らを喜ばせることに集中するか。あるいは集団のことは考えずに、ただ「私にとって幸せ!」「夢中になれて嬉しい!」と感じることに集中するか。中途半端な立ち位置でうやむやにすることは難しいので、どちらか一方に特化するしかなさそうです。
ただし星の配置としては、1度染まった集団の色から飛び出してやりたいことをやっていくことが方向性としては合っているようです。外に飛び出しておしまいではなく、やがて何かを手に入れて集団に戻り、周りに良い影響を与えていくことがゴールでしょう。
「一発当ててやるぜ!」「きっとうまくいくって私の勘が言っている」と主張したい人はかなりいそうですが、それと同じくらい「そんな簡単なことじゃないよ」「1人でやるなんて無茶だ」という周囲の圧力も強くかかります。幸いなことに、何かを発信したい・独創性を発揮したい人に対して、世の中の空気感そのものは寛容でしょう。ただし、ちょっとだけ頭を出している杭は打たれます。自分らしさを表に押し出す際には、初めから自信満々の態度で『私は大物です』感を出しておきましょう(フリでも良いので)。持っている力を周囲に見せつけて「すごい」「立派だ」と思わせることで、打たれる危険を回避することが可能となります。