2024年10月3日は『天秤座の新月』

新月のメッセージ

価値があると思えることを堂々と人に伝えて。ただし、無理しすぎないようオン・オフも大切に。

2024年10月3日の午前3時49分、天秤座で新月となります。
あなたが独自で編み出したやり方や、心から価値があると思えることを人に伝えていける時期。そこには「相手のためになる」という親切心がありますが、ただ何かを教えて喜んでもらうだけではNGです。「これは本当にすごいものだから」と感じているなら、教える側としてのプライドを持ちましょう。ビジネスの形にして、相手に料金を支払ってもらってもかまいません。
そもそも、人に教えられる状態にまで知識や情報を練り上げていく行為は、並大抵のことではありません。「確かにすごいものだね」と相手に納得してもらうまでにはある程度時間がかかりますし、わかりやすくするための工夫や手間を加える必要も出てくるでしょう。「よし、こっちの方向で攻めよう!」と決めたなら自分の感覚を信じてどんどん進んでいける時ではありますが、無理をして体調を崩さないよう注意して。

金星・火星・土星が水の星座(感情を司る)でグランド・トラインと呼ばれる大きな三角形を描いています。ただし金星と火星は弱った状態で、土星は逆行しています。グランド・トライン自体は幸運なものですが、その恩恵がスムーズに発揮されにくかったり、感情面の動きに振り回されているような感じがしたりするかもしれません。
火星はあなたの心の中にあるものを実生活にも落とし込もうとして、周りの人達にも「○○であるべきだよ!」と主張します。しかし、その主張はなかなか認められず、不満を感じるようです。金星は「人にはそれぞれの価値観があるし、どうしても受け入れられないものもあるから……」と火星をたしなめていて、土星は「人にわかってもらうには、しっかり前準備をしたり、我慢強く接したりすることも必要だよ。それでも理解してもらえないなら仕方ない」と言っています。

火星が暴走すると、上記の『人に価値あることを伝える』という行為にも緊張感が生じることになるので、火星の熱量や怒りをコントロールすることを意識してください。あなたが働きかけた相手から良い反応が返ってこなくても気にする必要はありません。世の中にはさまざまな好みを持つ人がいて、それぞれに合うもの・合わないものがあるだけなのです。
あなたの独創性をすべて表現する必要はありません。むしろ一部を隠していた方が凄みのようなものが出てうまくいくこともあり得ます。また、馴染んだものでも見せ方を少し工夫するだけで、人が欲しがる形に変えることが可能となります。

いろんなことに目が行って、バタバタしては「休みたいなぁ」と思って、でも休んでいると「あれをやっておかなきゃ……」と感じて動き出したくなる。そんな落ち着かない感覚があっても、それでも大丈夫だ!とおおらかな気持ちでいましょう。少しのんびりモードになることを想定してスケジュールに余裕を持たせておく方が、かえって頑張ったことが報われる結果につながりやすいと思います。